
イベントレポート「asemble長岡2周年企画‼ assemble長岡で夢をカタチにしよう」(開催日:11/27)
様々な人と企業が集まり、繋がり、挑戦が生まれる長岡発のコミュニティスペース「assemble(アッセンブル)長岡」(株式会社ATOMica)は、おかげさまで2025年11月でオープン2周年を迎えました。この1年間で前年度と同じく33回のイベントやプロジェクトを通じて多様な出会いと共創が育まれ、「挑戦する人が出会う、未来への交差点」として地域に根づきつつあります。

そこで今回、日頃の皆さまへの感謝を込めて、2025年11月27日(木)に『assemble長岡 2周年感謝祭 〜夢をカタチにしよう!挑戦する人が出会う、未来への交差点〜』を開催しました。
当日は、assemble長岡が大切にしてきた「つながり」「挑戦」「共創」という価値を振り返りながら、長岡で活躍する特別ゲストをお迎えしたトークセッションや参加者同士が夢を語り合うグループディスカッションを実施。会場には、起業家やフリーランス、自治体の方々など、これまでお世話になった40名の幅広い分野の参加者が集まりました。
また、今回の2周年記念イベントでは、参加者40名という目標を達成しただけでなく、イベント満足度100%(とても満足61.1%・満足38.9%)という、極めて高い評価をいただきました。
開催後のアンケートでも「他の参加者の話が刺激になり、行動する勇気が湧いた」と回答した方が最も多く、参加者一人ひとりの気づきや行動変容を後押しする熱量の高い交流の場となりました。

■今年も1年間で33回のイベントを開催!これまでよりも「ビジネスが加速する場所」へ。

2周年イベントは、assemble長岡のコミュニティマネージャー・荒川によるオープニングトークからスタートしました。荒川はまず、本イベントの舞台となるWiseビル全体の構成と「ビジネスが加速する場所」という施設の理念をご紹介。8階のレンタルスペース、4・5階のシェアオフィス、3階のコワーキングスペースに加え、24時間営業のフィットネスや屋内型トランクルームなど、多様な挑戦を支える環境が整っていることを説明しました。
続いて、assemble長岡が大切にしてきた3つの価値――「人と人、人とモノ・コトをつなぐ空間」「何かが起きそうなワクワク感」「やってみたいを現実にする環境」――を改めてご紹介。今年開催した33回のイベントが利用者の“最初の一歩”を後押ししてきたことや、その背景にある想いも共有しました。
最後に荒川は、「皆さんと一緒に、誰かの一歩を生み出す場をつくりたい」と呼びかけ、温かな拍手のなかで2周年記念イベントがスタートしました。
■「夢を実現するには 〜一歩を踏み出すために必要なこと〜」スペシャルトーク

第1部では、Wiseビルを運営するウィズダムホールディングスの山本さんをモデレーターに迎え、「夢を実現するには 〜一歩を踏み出すために必要なこと〜」をテーマにスペシャル対談が行われました。
登壇したのは、宿泊・観光領域で事業を展開する株式会社Locoway 代表取締役社長 田原さんと、長岡駅前で「GooTh Table」を運営する株式会社GooTh代表取締役 茂野さん。お二人はそれぞれ、長岡への移住からビジネスへの挑戦など、原体験から現在の事業に至るまでの道のりを語りました。
田原さんは、千葉から長岡へ Iターンし起業に至った背景を紹介し、「地方の旅館やホテルには、地元を守ろうとする誇りと熱量がある」と語ったうえで、起業初期の不安を率直に振り返りました。
特に「収入ゼロのまま社員を雇ってしまった」とする一方で、「30分悩んだら人に相談する・紙に書く」「まずは自分が与える」といった姿勢で壁を乗り越えてきた”リアルな体験”が印象的でした。
一方の茂野さんは、飲食業界に飛び込んだきっかけを「20代前半に海外で料理に出会い、もう一度青春を見つけた感覚」と表現。独立当初は「失敗する気が全くしなかった」と笑いを誘いつつも、コロナ禍で初めて課題に直面した経験を共有。「街全体が止まった。だからこそ僕は“止まらない”と決めた」「行動している間は悩まない」という言葉の背景に挑戦者としての覚悟を感じました。
また、終盤では、山本さんの「やる人とやらない人の差は何か」という問いをきっかけに議論が深まりました。茂野さんは「環境が人をつくる。‘やる人’のそばにいれば自然と動き出せる」と語り、対する田原さんは「言葉が行動を形づくる。人に前向きな言葉をかけられる人は、自分にも一歩を許せる」とそれぞれの視点から”挑戦”について語りました。
挑戦のリアル、環境が与える影響、言葉の力など、お二人の等身大の経験は、参加者それぞれが「自分の夢は何か」「どんな一歩なら踏み出せるか」を静かに見つめ直す時間にもつながりました。
■それぞれの「夢を語り合う」グループワークを開催

第2部では、「夢を語り合う夜 〜語った先に見えてくるもの〜」をテーマに、個人ワークとグループディスカッションを組み合わせた参加型ワークショップを実施しました。
参加者一人ひとりが自分の“やりたいこと”や“実現したい未来”を書き出し、他の参加者の夢や価値観にも触れながら思考が深まり、会場には自然と前向きな活気が満ちていきました。
それぞれのテーブルでは、「地方で挑戦できる環境をつくりたい」「幼児教室を立ち上げたい」「眠る着物の価値を未来へつなぎたい」「地域イベントを集約するアプリを作りたい」など、多様で等身大の夢が次々と語られました。地域おこし協力隊、飲食・観光事業者、行政職員、クリエイターなど、立場の異なる参加者が互いの言葉にうなずき合い、自分自身の挑戦を改めて捉え直す姿が印象的でした。
また、対話の中では「人とのつながりが勇気をくれる」といった気づきも生まれ、参加者からは「自分も一歩を踏み出せる気がした」という声も上がりました。
◎イベント後にはGooThさんのオードブルを囲んで交流会を実施

ワークショップ後は、GooThさん特製のオードブルを囲み、参加者同士が夢の続きを語り合う交流会へ。笑顔と会話が自然と生まれ、新たなつながりが広がる温かな時間となりました。

多くの方に支えられ2周年を迎えたassemble長岡は、3年目も「ビジネスが加速する場所」として、より多くの挑戦を後押しできる存在を目指していきます。
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■登壇者プロフィール
株式会社Locoway 代表取締役社長 田原 哲
千葉大学卒業後、エンジニアとしてキャリアを開始。その後、株式会社リクルートキャリアで採用プランナーとして活躍し、楽天グループ株式会社ではトラベル事業部にてホテル経営支援と販売戦略を担当。データ分析と収益改善で高い評価を受け、最速でリーダーに昇格。その後、「ベルナティオ」にて経営企画と現場運営を兼務し、新規事業で年間3,000万円超の利益を創出。2022年に株式会社Locowayを設立し、ホテルの運営代行・新規立ち上げ支援を中心に全国で地域共生型リゾートの創出に取り組んでいる。
株式会社GooTh 代表取締役 茂野 佑紀
新潟県長岡市にて「Grill & Bar GooTh Table」「GooTh Table Lounge」を展開。22歳から飲食業に携わり、オーストラリアでのワーキングホリデー中に現地の飲食店でグリル料理を学ぶなど、海外での修行経験を持つ。帰国後、地元長岡で店長職を経験し、2016年に独立開業。牛ヒレステーキをはじめとする肉料理とシャンパンを看板に、“長岡を忘れさせる場所”をコンセプトにした非日常的な空間づくりで話題に。地域の魅力を再発見できる飲食体験を提供すると同時に、SDGsへの取り組みやフードリボンプロジェクトなど、地域貢献にも力を注ぐ。日本で1番大きなNPO法人居酒屋甲子園で専務理事として日本全国の飲食の仲間と共に”食を通じた”まちづくりに貢献している若手実力派経営者。
・「assemble長岡」
assemble長岡は、年齢や属性に関係なく、長岡に関わる人々や企業が気軽に交流し、利用者にとって楽しみでワクワクする出会いを生み出し、長岡発の新たなビジネスや起業家が生まれるきっかけとなることを目指しています。約60席のコワーキングエリアと2つの会議室をはじめ、利用者様同士の交流を促すフリースペースやフォンブース、スクリーンやプロジェクターが完備されたイベントスペースをご利用いただけます。その他、高速Wi-Fiやプリンターなどオフィス設備も充実も充実しており、効率的な仕事が可能です。
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